ニコニコ静画でリバイバル連載中の『SE』ですが、36話が12/16(金)に更新されました。今回入れてあと2回で最終回です。最終回は12/30と年末の慌ただしい中の更新となるようなので、忘れずにチェック願います!
■カウボーイコーディングとは
ルールに縛られない無統制で自由なコーディングスタイルをカウボーイコーディングと言います。基本的に悪い意味で使われる言葉ですね。
ちなみに↓こういう自由すぎるペアプロはカウボーイコーディングとは呼ばないです!
知ってた。
■スタートアップ
終盤の『SE』は若干スタートアップ的な要素もある(?)のですが、そういえば漫画ってベンチャーとかスタートアップ物はあまり多くないですよね。本当に最近になって増えてきた印象ですが、書籍のほうは(主に失敗談の)起業ものが以前から多く、ITベンチャー関連でオススメの本もあるので紹介しておきます。
これは、インターネットがブームになりはじめた90年代後半、プロバイダー料金を無料にする当時としては本当に画期的な広告システム(とユーザー情報の管理)のアイディアで数十億の資金を集め、その後の銀行の貸し剝がしを受け倒産するまでのノンフィクションです。
思い付いたアイディアを形にし、多くの資金を集めシステムを稼働させる。そこまでは、ベンチャーならではの高揚感もありぐいぐい引き込まれます。最後は資金繰りに苦しみ壮絶にのたうち回って破産するに至るのですが、その経緯も非常にヒリヒリして読んでるだけで胃が痛くなるほど。最近のIT企業は赤字スタートでマネタイズは後からってのが当たり前のような風潮ですが、ITバブル崩壊のタイミングで銀行が資金を引き上げていく様子がかなり生々しいですよ。。。
正直これを読んだら起業を躊躇したくなるような本なのですが、DeNAの南場智子会長は、当時まだ社員数5名という時のDeNAに仲間を誘う際に「この本を読んで、心が踊ったら来てくれ」と『社長失格』を渡したそうです。そんなエピソードもある『社長失格』、起業を考えたことのある人はもちろん、IT業界に関係する仕事をしている人や、将来的に業界に入りたい人は必見です。たぶん心が踊るはず!
(スタッフ)