■チャットボットを作ろう!第2弾です。
今回はプログラミング不要で作れるチャットボットを紹介します!
プログラミング不要と言うと、よくあるTwitterの自動投稿botとか、会話パターンを一生懸命登録するものを思い浮かべる人が多いかと思いますが、これはそれとはちょっとレベルが違います。全自動会話APIを使った会話をプログラミング不要で利用できます。簡単にちゃんと会話できてる風なbotをつくれますよ。本当にここ半年を見るだけでもbot関連は進化が早い!
そういえばMSのりんなちゃんはすでに一部の人に、Twitter認証を使った会話サービスを提供しています。今回紹介するUserLocal 人工知能チャットボットはそれの誰でも使える版だと思ってもらっても良いかもしれませんね。
ちなみに、よく変女botのDMに「会話botを作りたいので教えてください」的な質問がきますが、今回紹介するUserLocal 人工知能チャットボットを使えば、だいたいやりたいことはできるのでは?と思います。ただ「画像生成して会話するのはどうやるの?」的な質問も多いのですが、そこはプログラミングが必要になるので、そのようなサービスが公開されるのを待つか、頑張ってプログラミングを覚えるかになります…。
■まずは開発者向けAPI申込
UserLocal 人工知能チャットボット に行って、開発者向けAPI申込を行います。
「開発者向け」と書いてあるとプログラマー用?と尻込みしそうな感じになるかもしれませんが、実際には管理画面でポチポチするだけで簡単にbotが作れるので、気にせず申し込みましょう!
あ、そうそうTwitterで使う場合は、事前にbot専用のアカウントを新たに1つ作っておくと良いですよ。(このユーザーローカルのbotを設定するとリプライに対して全てbotが返信してしまうので)
Twitterのアカウントは電話番号1つにつき確か10個まで作ってよいはずなので、大抵の人は大丈夫なはず。
■案内のメールが来るまで待ちましょう
サービス開始直後の2016年5月頃に申し込んだときは先着制だったこともあるのか、申し込んでから結構待ちました。最近はどうなってるかわかりませんが、とりあえず返事がすぐに来なくとものんびり待つとよいと思います。
■メールが来たら
さっそくTwitterと連携して使ってみましょう。
まずbot用に作成したTwitterアカウントにログインしましょう。その状態で案内のメールにある管理画面にログインして、「プラットフォーム連携」–>「Twitter」と画面遷移していってください。
ここで「ログイン中のアカウントを認証する」をクリック!
下記のTwitterの認証画面が出るので、連携OKにすれば作業完了です。
すごく簡単ですよね?本当に実作業5分でとりあえず動くものができたはずです。
■変女botと会話させてみた
・・・・まぁ、双方とも意味不明な感じもありますが、とりあえず会話できました!それぞれ変女bot(docomo雑談対話API)、たまご(UserLocal 会話API)となります。
個人的には変女botに実装したbot判定機能がUserLocalを連携させたBotにも正しく作動し「あなたもbotですか?」とリプライを飛ばしたのが確認できてちょっと嬉しい。
なお、UserLocal 会話APIですがAPIの利用回数制限としては、1時間で500回なのでLINEで使うには足りない可能性もありますが、Twitterで使うには十分な回数ですね。
■Userlocal 人工知能ボットのここが凄い
あまり使い込んでないので使い勝手は正直わからないのですが、Userlocal 人工知能ボット管理画面(β版)を見ると、色々できそうでちょっと楽しくなってきます。特に良いのが「口調・語尾」の設定ができることですね。
カスタムで口調を編集することができるので、漫画やアニメのキャラの口調を再現できるかも??
■普通にAPIだけでも使えます
人工知能ボット管理画面が用意されたのは実は結構最近のことなので、それまでは普通にAPIを叩くプログラムを作って使用していました。プログラムできる人はこのような管理画面を使わなくとも、下記のAPIが使えるので色々と楽しめるかと思いましす。
- 自動会話API
- キャラクター会話変換API
- 氏名自動識別API
- 形態素解析API
キャラクター会話変換APIが独立して存在するところが、わかってる感がありまくり。(APIを設計した人のセンスを感じます)
これから会話APIはどんどん優秀なのが出て来るでしょう。そうなっても、他社のAPIとUserlocalのキャラクター会話変換APIを組み合わせて使うことができるので、個人的にはキャラクター会話変換APIのさらなる進化をUserlocalさんには希望します!
■最後に注意事項
Twitter連携でUserLocal bot化したアカウントはどうも会話の回数制限が存在しない?気がします。
普通botとbotで会話させると無限ループのように会話が続いてしまうので、同じアカウントとの会話は途中で打ち切るようにするのですが、どうもUserLocalさんのTwitter連携botにはそのような設定が見当たりません。そのうち追加されるかもしれませんがbot同士の会話には使わないほうが安全かと思います。
というのもMSのりんなちゃんを連携させたTwitterアカウントも連続会話に関しては同じ様な仕様っぽいので、UserLocalの「犀川創平AI」とMSの「りんなちゃん連携アカウント」が、ずーーーーーーっと何日も会話し続けているのを見た時に、最初スパムの攻撃かと思ったもので。。。
■ハッカソンで変女botが紹介された??
ちょっと話はそれますが、『バッカソン』という面白そうなハッカソンやってるなぁとMashup Awardsのアカウントを見ていたら偶然下記の投稿を見つけてびっくりしました!
【バッカソン@東京】#MA_2016
ドコモさんドコモのAPIが使われている例。 pic.twitter.com/fgkyowQ9Dn
— ヒーローズ・リーグ@9/7応募開始予定 (@mashupaward) November 19, 2016
写真しか情報がないので詳細はわかりませんが、どうやら変女botがdocomo APIを使った事例として紹介されたようです!
■関連記事
変女botの作り方!チャットボット docomo 雑談対話API編
(スタッフ)